「国産牛」と「和牛」って何が違うの?違いについて調べてみた!

牛肉

こんにちは!今回は「和牛」と「国産牛」の違いについて深堀したいと思います。

以前和牛の種類を紹介した記事の中で「和牛」と「国産牛」は別物であることを話しましたが
「じゃあ何が違うの?」と聞かれると答えに戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか?

5さいの女の子
5さいの女の子

ボーっと生きてんじゃねーよ!!

なんて某番組なら言われそうですが(笑)
今回の記事を見れば和牛と国産牛の違いがバッチリわかると思います!

この記事でわかること

1.「国産牛」と「和牛」の違いって何?

2.「国産牛」を買うメリットは何?

3.通販で買えるオススメの「国産牛」をご紹介!

「国産牛」と「和牛」って同じじゃないの!?

そんなあなたには、当記事が参考になりますよ。
ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ

食肉牛は3種類ある!

日本国内で販売されている牛肉は
「和牛」「国産牛」「輸入牛」の3種類に分類することができます。

輸入牛は外国から輸入した牛肉になるのでわかりやすいですが
「和牛」と「国産牛」の違いとはなんでしょうか?

「国産牛」=日本で生産された「和牛」以外の牛肉

「和牛」と表記できるのは「黒毛和種」「褐毛和種」「無角和種」「日本短角種」と
この4種間の交雑種に限られています。

一方「国産牛」に分類されるのは乳用種やF1と呼ばれる交雑種です。

乳用種とはその名の通り牛乳を始めとした乳製品の生産を主目的にしている品種です。
代表的なのが白黒のマダラ模様が特徴のホルスタイン種です。
これには雄牛の他にも乳の生産を終えた雌牛も含まれています。

F1とは乳用種と和牛の交雑種を指します。

農林水産省の統計では2021年のと畜頭数の割合を見ると
和牛が46%、乳牛が30.9%、交雑種が21.8%となっています。

和牛が全体の番分近くを占めていますが
乳用種や交雑種も日本の牛肉を支えていると言えます。

一般的に「和牛」よりも「国産牛」の方が価格が下がる等のデメリットがある為
基本的に「和牛」のことを「国産牛」と表記して販売することはありません

なのでスーパーなどで「国産牛」と表記されていた場合は
「和牛以外の日本で生産された牛肉」と思えば大丈夫です。

外国品種の牛肉でも「国産牛」になる!?

和牛以外の日本で生産された牛肉が国産牛であることはわかりましたが
では「国産牛=全て日本生まれた牛」かというとそうではありません。

食品表示法第18条の規定により「2カ国以上で育てられた場合は長い期間育てられた方の国名を表記する」ことになっている為、外国で生まれた牛でも日本での生育期間が長ければ「国産牛」と表記することができます。

食品表示基準 | e-Gov法令検索
電子政府の総合窓口(e-Gov)。法令(憲法・法律・政令・勅令・府省令・規則)の内容を検索して提供します。

海外で生まれた牛の「国産牛」は「牛トレーサビリティ法」でわかる!

海外で生まれた牛も国産牛になるなら安心できない!

という方もいらっしゃることでしょう。
実は日本で生まれた国産牛を見分ける方法があります。

それが「牛トレーサビリティ制度」です!

これは日本で牛海綿状脳症(BSE) が大問題になったことを受けて
平成15 年に「牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法
(牛トレーサビリティ法)」として制定された法律です。

これにより全ての国産牛は、出生から牛肉になるまでの履歴情報の
届出・記録・保存、記録された情報のインターネットでの公表などが義務付けられ
出身が日本なのか海外なのか判別ことができるようになりました。

商品に記載されている10桁の数字から特定することができるので
興味のある方はぜひ調べてみることをオススメします!

牛の個体識別情報検索サービス

「国産牛」のメリット

和牛と比べた時に乳用種やF1にはどんなメリットがあるのでしょうか?

価格が安い

大きなメリットして挙げられるのが価格が安いことです。

F1の組み合わせで多いのが和牛の雄牛とホルスタインの雌牛の組み合わせなのですが
この組み合わせの場合、純粋な和牛よりも生育期間が短く、大きく育てることができます。

その分、餌代などの生育コストを抑えることができる為
比較的安い価格で販売することができます。

また乳用種であればF1よりもさらに価格を抑えることができます。

肉質が高い

F1の場合は交雑種から和牛よりも肉質が悪いイメージを持たれがちですが
実際には交配によって肉質を高めている為、和牛に引けをとらない肉質を持つものも多いです。

実際F1や乳用種でもブランド牛はあり、それらは高く評価されています。

赤身肉が多い

乳用種の場合、肉質にサシは入りません。
乳用種のブランド牛の赤身肉は上質とされ、赤身肉好きに高く評価されています。

また脂身が多いのが苦手な方にとっても赤身肉が多い乳用種は魅力的な選択肢になります。

「国産牛」にもブランド牛がある!?

ブランド牛というと和牛のイメージがありますが
乳用種や交雑種にもブランド牛が存在します。

千葉県には交雑種のブランドである「せんば牛」のほか
乳用種ブランドの「八千代牛」があります。

山梨県にも交雑種の「甲州ワインビーフ」があり
これらは消費者から高く評価されています。

乳用種や交雑種は全部品質が低いというイメージは
間違いであるといえるでしょう。

外国産和牛もある!?海外産の「WAGYU」とは?

神戸牛が海外でも高く評価されていることからも分かる通り
和牛は輸出も盛んに行われています。

そんな和牛のライバルといえるものが海外に存在します。

それが海外産和牛である「WAGYU」です。
そう!海外にも和牛があるんです!

現在では和牛の精子や受精卵を海外に輸出することは禁止されていますが
まだ規制が緩かった1970年代から90年代にかけて海外に流出したものです。

それらはオーストラリアやアメリカに持ち込まれており
海外で「WAGYU」の生産が行われるようになりました。

現在はカナダや中国などでも生産が拡大しており
日本から輸出された和牛の強力なライバルになっています。

特にオーストラリア産の「WAGYU」は9割が輸出されており
世界の牛肉マーケットで一定の地位を築いています。

なお「WAGYU」はあくまでも海外産に分類される為
日本に逆輸入して和牛として販売することはできないので混ざる心配はありませんが
今後の動向に注意が必要と言えるでしょう。

通販で買えるオススメの「国産牛」をご紹介!

ここでは通販で買えるオススメの「国産牛」を中心にご紹介します!

お肉の神様「黒毛和牛×国産特上 切り落とし食べ比べセット約500g」参考価格3680円

おいしい国産牛を低価格で楽しみたい方にオススメの商品です!

高品質な牛肉を1頭買いと独自の流通ルート構築により
低価格で楽しむことができます!

肉質や量を選べるので美味しい肉を適量食べたい方も
家族や友達とワイワイたくさん楽しみたい方にもオススメです!

産直お取り寄せニッポンセレクト「国産 みちのく奥羽牛ステーキ肉 2枚」参考価格4838円

こちらは本編でも出てきたF1品種のブランド牛「みちのく奥羽牛」を楽しめる商品です!

「みちのく奥州牛」は黒毛和種×乳用種の交雑種。

和牛の美味しさと乳用種のヘルシーさを兼ね備えた国産牛で
赤身とサシのバランス、口当たりが良いのが特徴です!

サシだらけの肉は苦手…というあなたにオススメです!

肉のミートたまや「A4A5等級 黒毛和牛切り落とし すき焼き肉 500g」参考価格4880円

いつもは楽天やYahooで買える商品を主に紹介していますが
今回はAmazonで買える商品をチョイスしてみました!

A5とA4等級を厳選した国産黒毛和牛の商品で
切り落としながら大判カットになっており、すき焼きにして楽しめる商品です!

Amazonで安心して買える牛肉を探している人にオススメです!

おわりに

今回は和牛と国産牛の違いにスポットを当てつつ
国産牛を買うメリットをご紹介しました。

安いだけじゃないのが国産牛の面白いところであり魅力だと思います!

皆さんも気になった国産牛を取り寄せてみてください!


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