黒毛和牛だけじゃない!?和牛の種類ついて調べてみた!

牛肉


「和牛」と聞けばその名前だけで美味しさと贅沢さを想像できる高級品という方も多いですよね?

実際A5ランクの和牛ともなれば絶品で、その独特の肉質と風味で絶大な支持を受けています。
しかし、多くの人にとっては、「黒毛和牛ってそもそも何?」「A5ランクがおいしいってのは知ってるけどそもそもA5ランクってどういう意味?」といったように和牛のことを知ってるようで知らないまだ未知の領域も多いかもしれませんね。

この記事では、和牛の多彩な種類と特徴に焦点を当て
奥深い和牛の世界をご紹介します。

この記事でわかること

1.「和牛」にはどんな種類があるの?

2.「黒毛和牛」の特徴って何?

3.通販で買えるオススメの和牛商品

和牛のことをいろいろ知りたい!

そんなあなたには、当記事が参考になりますよ。
ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ

そもそも和牛ってなに?実は純血の在来牛じゃないって本当?

そもそも和牛とは黒毛和種に代表される日本で品種改良されてきた牛のことを指します。
その歴史は明治期に日本の在来牛と外国種の交配によって改良されることで始まりました。
つまり「和牛=純血の在来牛」というわけではありません。

もちろん明治以前の日本にも牛は存在しましたが、あくまでも耕作や運搬に使われる「役牛」で
現在イメージされる「食用牛」としての和牛ではありませんでした。

これは江戸時代において家畜は農業での貴重な労働力であったことに加えて
殺生を禁じる仏教の影響もあって「肉食がタブー」であったという要因もありました。

これが明治時代になると文明開花の一環として肉食が奨励されるようになり
「牛鍋」などの形で肉食が広まったことで肉食用としての牛の改良が進められるようになり
現在食べられている「和牛」として発展していくことになりました。

和牛の歴史については別記事で詳しく紹介しようと思います。

和牛には4種類ある

和牛と聞いて真っ先に思いつくのは「黒毛和種」ですが
他にも「褐色和種」「日本短角種」「無角和種」の計4種類があります。

それぞれ特徴を見てみましょう。

黒毛和種

和牛の代表種であり、ブラウンスイス種、デボン種、エアシャー種、シンメンタール種など
様々な外国種と交配して成立した種です。
元々は比較的小柄な体格で成長も遅かったのですが改良によって格段に向上しています。

その名の通り毛だけでなく、角やヒヅメも黒いのが特徴です。

褐毛和種

褐毛であるシンメンタール種と交配して改良した品種です。
毛の色は黄褐色から赤褐色で成長速度も速いとされています。

肉質は赤身が多いのですが、黒毛和種以外では最もサシが入りやすい為
赤身のおいしさと適度なサシのバランスが特徴です。

日本短角種

東北の南部牛とショートホーン種を交配して改良した品種です。
毛色は褐色で肉質は赤身が主体です。

春から秋にかけて放牧し、雪が積もる冬は牛舎で育てる「夏山冬里」方式で
育てられているものが多いのも特徴です。

無角和種

アバディーンアンガス種と交配して改良した品種です。
毛が黒く、その名の通りツノがありません。

山口県の阿武町が主生産地となっており、赤身肉のおいしさを売りにしています。
飼育数が約200頭と少なく希少性が特に高いのも特徴です。

和牛の98%は「黒毛和種」

和牛に4種類あると聞くと地域ごとに分かれてまんべんなく生産されているのではと思いがちですが
実際は和牛の98%は「黒毛和種」が占めています。

その数は2番目に多い褐色和種が約2万3000頭なのに対して
黒毛和種は「約175万頭」となんと76倍の差があります。

実態は群雄割拠ではなく黒毛和種の一強状態なんですね。

黒毛和牛の肉質の特徴

こうしてみると和牛=黒毛和牛ということがわかりますがなぜ黒毛和種一強になったでしょうか?
黒毛和種の特徴からその魅力に迫っていきたいと思います。

美味しい霜降り肉になりやすい

黒毛和種は一般に「サシ」と呼ばれる脂肪交雑が入りやすく
霜降り牛肉として優れているという特徴があります。

日本では霜降り牛肉の人気が高く、より高値で取引される傾向にあったことから
黒毛和種の生産が広まっていったと言われています。

生産地域による魅力的な独自ブランド

黒毛和牛は、兵庫県の但馬地方や三重県の松阪市周辺など
特定の生産地域で飼育されているものを特別な牛肉としているものがあります。
これらは「ブランド牛」として各々独自の厳しい規定を設けており
それらは高品質な和牛の象徴として高く評価されています。

特に「神戸牛」「松坂牛」「近江牛」「米沢牛」は日本四大和牛と言われており
知名度の高さでは群を抜いているといえます。

国際的な評価

黒毛和牛は国際的にも高く評価されており、日本以外でも人気があります。

なかでも「神戸牛」は「神戸ビーフ」として高く評価されており
そのエピソードは神戸港の開港期までに遡るとも言われています。

近年では2009年にアメリカのオバマ大統領が来日した際に神戸ビーフをリクエストしたりと
海外のVIPにも高く評価されています。

和牛と国産牛の違いについて

国産の牛肉には「和牛」と「国産牛」の2つがあります。
一見すると同じように見えますが明確な定義があり
和牛は「黒毛和種、褐色和種、無角和種、日本短角種とその4種の交雑種のみ」であり
国産牛は「乳用種とF1(和牛と乳用種の交雑種)」という違いがあります。

乳用種とはその名の通り「牛乳を始めとした乳製品の生産を主目的にしている牛種」です。
乳用種も役目を終えると食用牛として出荷されるため
和牛と区別する為に「国産牛」と表記しているわけですね。

和牛と比べると劣ってるようにみえる「国産牛」ですが、そう単純ではないのが牛肉の面白いところ。
詳しくは別記事で解説していこうと思います。

通販で買えるオススメの「和牛」商品

ここでは高品質なのに買いやすいオススメの和牛商品をご紹介します。

セゾンブシェ「黒毛和牛A5等級 霜降りクラシタローススライス500g」参考価格4980円

全国の高級和牛から最高ランクのA5等級品を厳選し
肩ロースの一部である「クラシタ」と僅かしか取れない「ハネシタ(ザブトン)」を含んだ高級部位を
大きくスライスした最上級品です。

この商品はその品質の高さから大変な人気があり
約1万点ある商品のなかからたった一つだけ選ばれる楽天グルメ大賞の牛肉部門に
2016年から6年連続受賞したという驚異的な商品です。

絶対に失敗したくない贈り物にも自信を持ってオススメできる商品です!

コリアタウンのお肉屋さん「黒毛和牛A5等級切り落とし810g(270g×3P)」参考価格5,378円

こちらはレビュー数8500件の大人気商品です。
各店舗に卸している国産黒毛和牛を加工する過程で生まれた切り落としを使うことで
A5ランク牛とは思えない低価格を実現しているのがポイントです。

切り落としとはいえ職人が肉の品質を見極めた上で適切な厚みでカットしており
機械でカットした切り落としとは別次元です。

コスパの高いA5ランク牛を求めている人にオススメです!

下町のお肉屋さん くり助「鹿児島黒牛A4以上焼肉セット1kg」参考価格10680円

こちらは高品質な和牛を1kgたっぷり詰め合わせた商品です。

鹿児島県のA4ランク以上の和牛に限定しカルビやモモを始めとした定番部位から
わずか数キロしか取れない希少部位まで様々な部位が含まれているのが特徴です。

家族やグループでいろんな部位の焼肉を楽しみたい方にオススメです!

おわりに

今回は和牛の中でも主に黒毛和種の特徴を中心にまとめてみました。
和牛の世界はとても奥が深いのでこれからも随時ご紹介していきます!

皆さんもぜひ美味しい黒毛和牛を味わってみてください!


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