牛タンはカラダに良い?本当に健康に良いのか調べてみた!

牛タン

牛タンといえば、美味しさと食べ応えが魅力的な焼肉の定番メニュー!


当ブログでも度々取り上げていますが、仙台牛タンを紹介した時に「メディアで『高タンパクかつ脂肪分が少ない肉』と紹介されたことで健康志向の方に好まれた」と紹介した通り、肉の中でもヘルシーな扱いを受けていたことも人気の理由みたいですね。

(↓仙台牛タンが広まった経緯についてはこちらの記事で詳しく紹介しています!)

【牛タン】結局「牛タン」ってどこが発祥なの?牛タンの歴史について色々調べてみた!
牛タンといえば焼肉の定番メニュの一つ。「まずはタン塩から!」なんて言う人もいるくらいメジャーな存在になっていますよね。 牛○や安○亭を始めとした有名焼肉チェーン店でも気軽に頼めかつ日常では味わえない特別感のあるメニューだと思います。 そんな...

この話をもとに「牛タンはヘルシーだから広まったんだよ!」
と友人にドヤ顔で豆知識を披露したのですがその返しがこちら!

実際のところさ、牛タンって本当に健康に良いの?

まあ、当然の疑問ですよね…。

糖質制限ダイエットの普及もあって今でこそ「肉=肥満ではない」というのは一般に浸透している感もありますが、実際のところ本当に健康に良いのか気になる部分ではありますよね?


そこで今回は牛タンが本当に健康に良い食べ物なのか?牛タンに含まれる栄養素や脂肪分などを、科学的なデータをもとに解説していきたいと思います。

この記事でわかること

1.牛タンって健康に良いの?

2.牛タンに含まれている栄養素って何?

3.牛タンと一緒に食べると良いものは何?

牛タンが本当に健康に良いのか知りたい!(知った上で友人にドヤ顔で語りたい!!

そんなあなたには、当記事が参考になりますよ。
ぜひご覧ください(`・ω・´)ゞ

牛タンに含まれている栄養素

牛タンにはたんぱく質・鉄分・ビタミンA、B1、B2、B3(ナイアシン)、Cなど
体作りに欠かせない栄養素が豊富に含まれています。
特にビタミンB2とナイアシンは他の牛肉の部位と比べ、非常に含有量が多いのが特徴です。

この「ビタミンB2」と「ナイアシン」という2つの栄養素はとても重要なので覚えておいてください。

他にも栄養ドリンクでおなじみのタウリンも豊富に含まれています。
また亜鉛も豊富に含まれており、美容の効果も期待できそうです。

次の項目で特に注目したい栄養素についてピックアップしていきましょう。

牛タンの注目栄養素「健康・予防効果編」

ビタミンB1

糖質をエネルギーに変える栄養素です。
ステーキでお馴染みのサーロインに比べて2.5倍も多く含まれています。

ビタミンB2・ビタミンB3(ナイアシン)

この二つは脂質をエネルギーに変換してくれる働きをします。

牛タンは後述する通りカロリーが高いのですがこの成分おかけで
脂質を多めに摂取しても他の肉に比べて身体につきにくいという特徴があります。

つまり他のお肉で同じカロリーをとっても牛タンの場合は
「脂質をエネルギーに変える栄養素」が多く摂取できるため
結果的に健康に良いということになります。

ナイアシンは1型糖尿病や脂質異常症(高脂血症)の治療薬としても使われるくらいですから
その効果の強さが伺えますね!

牛タンが健康に良いと言われる理由はこの2つの成分が大きいと思います!

ビタミンB12

動脈硬化や脳卒中に予防効果のある成分です。
サーロインに比べて10倍の量が含まれています。

タウリン

某栄養剤のキャッチコピーでお馴染みのタウリンですが
インスリンの分泌を促進することで糖尿病を予防したり
コレステロールの吸収を抑えるなどさまざまな効果があります。

牛タンの注目栄養素「美容効果編」

タンパク質

タンパク質はプロテインという形で宣伝されているので
筋トレやダイエットに効果的であることは知られていますが
実は美容効果も期待できる成分の一つです。

筋肉だけでなく皮膚や粘膜の再生にも必要な栄養素なので
美肌を目指すなら必要不可欠な成分と言えるでしょう。

亜鉛

タンパク質とセットで摂取したいのが亜鉛です。
というのもタンパク質の合成に関わるミネラルが亜鉛だからです。

亜鉛は牛タン100g中に2.8㎎あり、成人が1日に必要とする約3分の1の量が補給できるので
美容面からも押さえておきたい成分ですね。

気になる「脂肪」はどれくらい?

牛タンはカロリーのほぼ75%が脂肪に由来しているという、実は脂肪含量の非常に高い食べ物です。
「日本食品標準成分表」によると牛タンのカロリーは「318kcal」となっています。

↓出典元:日本食品標準成分表2020年版に記載されています。

肉類/<畜肉類>/うし/[副生物]/舌/生 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類

これを見ると確かに赤身肉よりは多いですし、高カロリーな食品という見方もできるでしょう。
とはいえ100g当たり400kcalを超える牛カルビや牛バラ肉と比べたら低いですし
ご紹介した通りビタミンB2やナイアシンが豊富ですから
お腹に溜まる脂肪の量で考えるとカルビやバラよりも低いと言えるのではないかと思います。

牛タンを食べるメリット

これまでに紹介してきたことからもわかる通り牛タンを食べるメリットは
健康面で有効な成分が多く含まれていることだと思います。

脂質が多い代わりに脂質をエネルギーに変換してくれる
ビタミンB2やナイアシンが多く、他の肉に比べて身体につきにくいこと。

動脈硬化や脳卒中に予防効果のあるビタミンB12が多いこと。
糖尿病予防やコレステロールの吸収を抑えるタウリンが多いなど
牛タンには健康面でプラスになる成分が豊富に含まれていると言えます。

また皮膚や粘膜の再生にも必要なタンパク質や亜鉛が豊富なので
美肌を目指したい人にとっても牛タンは見逃せない存在と言えるのではないでしょうか。

牛タンを食べるデメリット

メリットでも紹介した通り、牛タンはカロリーが高い代わりに脂質をエネルギーに変換してくれる成分が多いため
食べ過ぎたりしなければ少なくとも単体では問題にならない食品だと言えると思います。

ただ一つ注意しないといけないのは付け合わせで一緒に食べるものです。

焼肉で出てくるタン塩はご飯と一緒に食べると美味しいですし
専門店なら牛タン定食という形で食べることも多いでしょう。

そうです!味がしっかりついている分、白米をたくさん食べがちになるということです。

ご存じ白米は糖質として体に蓄積されやすい成分です。
牛タンを食べる時は白米を食べ過ぎないように注意する必要性があると言えるでしょう。

牛タンと一緒に食べたいベストパートナーはこれだ!

上で紹介したデメリットの項目を見て

牛タンは白米と食べると美味しいのにそれを封じられるなんて…

と思った方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたにオススメのベストパートナーがあります!

それが「麦飯」です!

麦飯は白米にくらべて、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。
特に食物繊維は約20倍も多く含まれており、血糖値の上昇を防いで
しっかりと消化することができる為、味付けの濃い牛タンのベストパートナーです。

高たんぱくな牛タンと食物繊維が豊富な麦飯のペアは
ヘルシー志向なあなたにぜひオススメしたい組み合わせです!

まとめ

今回は牛タンの健康面での特徴をまとめてみました。

公平な記事を目指そうと一応メリットとデメリットの両方を載せてみましたが
ほとんどメリットしか感じられない食品でしたね。
健康に良いから広まった、という説もうなずけます。

食べ過ぎに注意しつつ健康的な牛タンライフを満喫しましょう!


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