ネギ&チャーシューは味だけじゃなく栄養的にも最強コンビ!

ネギ チャーシュー 豚肉
ネギ チャーシュー

ネギとチャーシュー。

言葉の並びを見ただけでもう美味しい!

ネギもチャーシューもラーメンのトッピングとしてもそれぞれに人気を競いあっていますが、ネギとチャーシューは相性抜群。最強のコンビです。

ネギとチャーシューが最強コンビって、味のことだけではないのです。

ネギとチャーシューは栄養的にも相性がよく、糖質や乳酸の燃焼効果があるのだとか。

とっても気になるネギ&チャーシューなのです。

1. ネギの「硫化アリル」という成分

ネギには薬効成分が豊富で、ネギの白根を乾燥したものは「葱白(そうはく)」と呼ばれる生薬になります。

ネギはうどんやそばの薬味として使用されることも多いですが、関西地方では昔、風邪をひいたら熱々のうどんを食べて寝る習慣があったそうで、薬味に使われる刻みネギにおろし生姜を加えてネギ湯にしたものなどが「うどん屋の風邪薬」などと呼ばれ、うどん屋さんで売られていたそうです。

ネギを使った風邪の民間療法としては、ネギを丸ごと焼いて布にくるんだものを喉に巻く方法も知られています。

ネギ湯を飲むのはともかく、ネギを喉に巻いて何の効果があるの?と思いませんか?

これがあるんです。

ネギの特徴といえば何といっても独特の豊かな香りと辛味でしょう。これはネギに含まれる硫化アリルという殺菌効果のある揮発性の栄養成分で、鼻や喉などの粘膜についた病原菌をやっつけてくれる作用があります。

ネギを焼くと硫化アリルが出やすくなり、体温で温められることでネギから少しずつ長い時間硫化アリルが揮発し続け、鼻や喉を殺菌してくれるというわけです。

この硫化アリルのおかげでネギの生産者は風邪をひきにくいのだとか。

硫化アリルには他にも、活性酸素除去、免疫力アップ、血行促進、脂肪燃焼、デトックス、睡眠、食欲増進に効果があるといわれています。

2. チャーシューの「ビタミンB1」という成分

豚肉にはビタミンB1が多く含まれていることはよく知られていますが、豚肉で作るチャーシューにもビタミンB1が豊富です。

ビタミンB1には主に3つの働きがあります。

・炭水化物の糖質をエネルギーに変換する

チャーシューに含まれるビタミンB1は炭水化物の糖質をエネルギーに変えるのに欠かせない栄養素です。

不足すると糖質がエネルギーに変換されにくくなるために体脂肪の蓄積を招いたり、エネルギーが不足して疲れやすくなったりします。また、糖質は脳のエネルギーにもなるために、不足すると神経が正常に働かなくなって、イライラしたり精神的に不安定になったりします。

・乳酸を燃焼する

運動をすると疲労物質である乳酸が作られ、乳酸の蓄積が疲労の原因になります。チャーシューに含まれるビタミンB1は乳酸を燃焼して疲労回復を促します。

・神経機能を正常に保つ

チャーシューに含まれるビタミンB1は中枢神経や末梢神経といった神経機能や脳の働きを正常に保つ働きもします。

3. ネギ&チャーシューは硫化アリル&ビタミンB1の最強コンビ

チャーシューに多く含まれるビタミンB1はとても重要な栄養素ですが、食事でたくさん食べても体内に吸収されにくいといわれています。

と、ここで、チャーシューの相方ネギの登場です。

ネギに含まれる硫化アリルがチャーシューに含まれるビタミンB1の吸収や働きを促してくれるのです。

ネギの硫化アリルとチャーシューのビタミンB1が結合するとチアミンという物質が作られますが、チアミンは血液の中に長く滞在するためにビタミンB1の効果が持続するといわれています。

ネギもチャーシューもそれぞれに私たちの健康にとって大切な栄養を豊富に含んでいますが、ネギとチャーシューがコンビを組むことでさらにその効果がアップするということです。

4. ネギチャーシュー

「ネギチャーシュー」というメニューがあるのをご存知ですか?

ネギとチャーシューを切って和えただけのものですが、お酒のおつまみとしてもご飯のお供としても人気があるようです。

自宅でも簡単にできます。

基本はネギを斜め薄切りか白髪ねぎにしたものと市販のチャーシューを好みの大きさに切ったものを調味料で和えるだけです。

味付けは、酢、醤油、ラー油、白煎りゴマなどが一般的ですが、インターネットのレシピサイトにはコチュジャンや豆板醤を加えてピリ辛にしたり、砂糖を加えて甘辛にしたり、味噌、ニンニク、ゴマ油、ザーサイ、カイワレ大根を加えたりなど、様々なバリエーションが紹介されています。

好みの味付けを探して作ってみたら簡単定番おかずのひとつになるかもしれません。

ネギチャーシューのネギは水にさらすのが一般的なようですが、水にさらすとせっかくの栄養成分が流れてしまいます。ネギを切った後は水ではなく空気にさらすのがよいようです。

5. 超簡単なチャーシューの作り方

市販のチャーシューは香辛料が効いているものや、甘い味付けのもの、ハムにタレが絡めてあるようなものなどいろいろです。

いわゆる昔ながらのラーメン屋さんのチャーシューが好きなのですが、市販のチャーシューでラーメン屋さんのチャーシューの味に出会ったことがありません。ならば自宅で作ろうとチャーシューのレシピを探してみても、どれも面倒そうで…と諦めていたら、ものすごく簡単なチャーシューのレシピを見つけました。

【チャーシューの作り方:キッコーマンのサイトより】

豚バラ肉 カタマリ 400g
キッコーマン特選丸大豆しょうゆ 大さじ4

①深なべに豚肉を入れ、たっぷりの水を注いで火にかけ、煮たったら蓋を少しずらしてのせ40分から1時間弱火で茹でる(途中水が足りなくなったら足す)

②豚肉の汁気を拭いて、醤油とともにビニール袋に入れて30分から1時間つける

これなら気楽にできそうです。

この作り方を基本に豚肉を煮るときに香味野菜を加えてみるとか、チャーシューの味付けをカスタマイズしても面白いかもしれません。

ラーメン屋さんのチャーシューに近付けるかは別として、少なくとも好みの味にはできそうです。

おわりに

ネギとチャーシューのコンビが最強なのは味だけではありませんでした。

それぞれに高い栄養効果があるネギとチャーシューは、同時に食べることでさらに栄養効果が高くなり、疲労回復や新陳代謝が促進されるということ。

今日からネギなしのチャーシューは考えられなくなりそうです。


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