加工肉を食べると大腸がんの確率が上がる?

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うわ~、恐ろしいタイトルです。肉食系女子の私にとって10月下旬に発表されたWHOの発表は衝撃的でした。えっ、どんな内容だったかって? 忘れてしまった? それでは、詳しく説明していきます。そして加工肉を愛する皆さん、安心してください!

1. 世界保健機関(WHO)の発表の意味は?

2015年10月26日、WHOはベーコンやソーセージ、ハム等の加工肉は発がん性があるという分類をしました。それによると専門機関・国際がん研究機関(IARC)は『加工肉を50g毎日食べた場合、大腸がんにかかる確率が18%上昇する』と報告したのです。18%という具体的な数字を見せられると、多くの人は「100人中の18人が発症する」と思ってしまいますよね。

でも、これは数字のマジックです。落ち着いて読み解いていきましょう。今までは日本人1万人の中で大腸がんになるリスクは9・7人だったけれど、今回調べたところによると11・5人になった、と述べています。その上昇率が18%というワケ。しかも、この調査は10カ国から22人の専門家がフランスのリヨンに集まり、8日間かけて文献を研究してリスクを分離類したものらしい。日本人の食生活だけを調査したものではないし、ましてや文献を紐説いたものなので・・・信憑性は・・・・どうかしら?

2. WHOの発表に世界各国が反発!

この発表を受けて、北米肉食協会は「最初から特定の結果を導き出すためデータを歪曲した」と痛烈に批判。ドイツの農相も「無用の心配を与える」「食べることを怖がることはない」とコメントした。日本の専門機関の国立がん研究センターも「そもそも日本人の平均は1日13g(2013年調べ)。普通にしていれば大丈夫」と見解。某ハム会社の社長も「基本的に日本人の摂取量では問題ない」と安全性を強調した。加工肉好きの皆さん、少し安心できました?

そもそも、WHOでは「毎日50g食べると」と言っています。いくら私が肉大好きだからといって、お寿司を食べる日もあれば、煮魚や焼き魚を食べる日もあります。毎日ということそのものが日本にそぐわない前提でしょう。しかし、食事の摂り方をしっかり考えてくださいと促された、と自戒する良い機会にはなりそうです。私はいくら肉や加工肉が好きでも、同じくらいの量の野菜を食べるし、加工肉に焦げ目をつけないように調理しています。そういった努力も怠らないようにしましょう、と注意されたに違いありません。

ちなみに加工肉とは、ベーコン、ソーセージ、ハム、サラミ、コーンビーフ、ビーフジャーキーなどを指します。ひき肉は加工肉ではありません。なぜなら燻製や塩漬けなどを行っていないから。加工肉は、美味しく食べられて保存ができるように工夫を凝らした、人間の英知の賜物です。その素晴らしさを壊さないように、これからも感謝の気持ちを持って加工肉を食べて行きましょう!


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